秋のお彼岸が過ぎると、年末にかけて「一周忌」や「三回忌」などの法要を迎えるご家庭が増えていきます。
朝晩の冷え込みが強まるこの季節、案内状の準備を始めるにはちょうど良い時期です。
なぜ秋彼岸後に準備を始めるのか
お彼岸を一区切りに、次の法要――特に「一周忌」「三回忌」――の予定を立て始める方が多いのには理由があります。
年内に行う場合はお寺や会場の予約が早めに埋まり、年明け実施でも冬場は天候に左右されやすいため、10月〜11月が計画のベストタイミングといわれています。
準備の流れ(目安スケジュール)
- 3か月前:日程・会場・僧侶の予定を確認する
- 2か月前:出席予定者をリストアップ
- 1か月前:案内状の作成・印刷・発送準備
- 2〜3週間前:案内状を投函(遠方は1か月前が安心)
このスケジュールに沿って準備すると、年末の忙しい時期にも余裕を持って法要を迎えられます。
案内状を出す時のポイント
- 宛名は正式名称で丁寧に:親戚・知人宛は「様」、寺院宛は「御中」で統一
- 差出人:施主または家族代表者の名前で
- 句読点:慣例として使わないが、可読性を損なわない範囲で最小限は可
- 返信:返信はがきを同封するか、電話・メールでも受け付ける旨を記載
秋らしい挨拶文の例
拝啓 錦秋の候 皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます おかげさまで故 ○○ ○○ の一周忌を迎えるにあたり 下記のとおり法要を相営みます ご多用の折 誠に恐縮に存じますが ご参列賜りますようお願い申し上げます
秋は「錦秋の候」「秋冷の候」「夜長の候」など、季節の言葉でやわらかく始めると印象が良くなります。
年内開催・年明け開催、それぞれの注意点
- 年内開催:12月は会場や仕出しが混み合うため早めの予約を
- 年明け開催:年賀状との兼ね合いに注意し、「寒中見舞い兼ねてご案内申し上げます」と記すのが上品
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法要の案内状は、単なる通知ではなく、「想いを伝える手紙」でもあります。
故人を偲びながら、ご縁のある方々と気持ちを分かち合う大切な機会に、心のこもった一通をお届けしましょう。
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秋の深まりとともに、法要の準備も心をこめて。
「伝えること」から、故人を想う時間がはじまります。